ROMA(ローマ)
ヨーロッパ旅行の出発地点であるローマからユーレイルグローバルパスを使って
イタリア、スイス、ドイツ、フランス、スペインの5か国に行ってきました。
ドバイで乗り換えてフィウミチーノ空港に行き、飛行機から鉄道に乗り換え
レオナルド・エクスプレスを利用してRoma Termini駅に着きました。鉄道チケット(今回はレシート)を
緑の機械に入れて刻印をレシートに記録します。
ヨーロッパでは同じような手段が多くとられていました。
とりあえず宿泊場所に向かうと入り口には大きな門とインターホンがり、
事前に宿泊先はすべて予約していたので、宿泊する旨を伝えて、何とか入れてもらいとりあえず一日目終了しました。
ドバイ国際空港
鉄道チケットに記録
インフォメーション
Roma Termini駅
宿泊先の入口
ROMA(ローマ)2
Roma Termini駅のインフォメーションでMAPを1.5€で購入し、ローマの街並みを散策。 コロッセオは街のシンボルのように大きく、遺跡のように自然と佇んでいました。 パンテオンの天井からの光のひろがりは神々しい感じがしました。 サン・ピエトロ大聖堂はオープンが早いようで行った時には長蛇の列のため、 入るのは断念しました。 MAXXIはザハ・ハディッド氏の設計で、動線が少しわかりにくく感じましたが、躍動感のある建物でした。
案内図
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂
コロッセオ
パンテオン
サン・ピエトロ大聖堂
MAXXI
FIRENZE(フィレンツェ)
フィレンツェに鉄道で向かい約1時間30分。Firenze Santa Maria Novella駅前のサンタ・マリア・ノヴェッラ教会の中で無料のMAPを入手し、 街をぶらぶら歩きました。 大きな扉を形取るショーウインドウ、床に絵を描いていたりするあたりはさすが芸術の街といったところでしょうか。 街のシンボルであるサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂はこの街になじんでいるようでもあり存在感のある建物でした。 印象に残っている食べ物の一つがYELLOW BARのマルゲリータ。モッツァレラチーズの風味が最高でした。 ヴェッキオ橋の近くのドミトリーにて宿泊。
サン・ロレンツォ教会
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
YELLOW BAR
ヴェッキオ橋
ドミトリーのベッド
ドミトリーの朝食
SIENA(シエナ)
Firenze Santa Maria Novella駅からSIENA駅に約1時間30分で移動してカンポ広場に行ってきました。 広場は扇状に広がり扇の付け根(要)に向かって傾斜斜面になっています。 円周に沿って露店が軒を連ねて気持ちのいい空間でした。 再度フィレンツェにもどり、街を一望できるミケランジェロ広場に向かいました。 ここからの街の景色は素晴らしく、しばらく街の空気感を堪能していました。 今回訪れたイタリアの街の中では、古き良き時代の面影と現代の融合がうまく溶け込んでいるようで、 フィレンツェが一番心地よい街に感じました。アイスのディスプレイも買うのが楽しくなるような感じがして素敵でした。
SIENA駅
カンポ広場
ミケランジェロ広場からの景色
MILANO(ミラノ)
朝から約1時間40分かけて鉄道でMilano Centrale駅に移動。 街の中心部にあるドゥオーモ広場の目の前にあるドゥオーモ・ディ・ミラーノはさすがに大きい建物でした。 世界一のゴシック建築物です。レースのような繊細なモチーフは大きさを感じさせないきれいな装飾が施されていました。 また同じ広場に面するヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアは見事なアーケードで大空間が広がっており、人々で賑わっていました。 近くにある何気に入ってみたMUSEO DEL NOVECENTOは無料で入館できる美術館で、 ここからドゥオーモとガッレリアを一望できます。少し離れた位置にあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会には 「最後の晩餐」が収蔵されており、美しい中庭がありました。
Milano Centrale駅
ドゥオーモ広場
ドゥオーモ・ディ・ミラーノ
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア
MUSEO DEL NOVECENTO
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会
ZURICH(チューリッヒ)・WINTERTHUR(ヴィンタートゥール)
イタリアを離れスイスのチューリッヒに移動。Zurich HB駅からら鉄道で約40分のところにあるWinterthur駅へ移動し、 ヴィンタートゥールにあるヴィンタートゥール美術館に行きました。 外壁にプロフィリットガラスを多く用いて内部は白を基調としており、 天井は雁行したトップライトを設けており光のグラデーションが感じられる建物でした。 再度チューリッヒに戻り、スターデルホッフェン駅を訪れました。 この駅はサンティアゴ・カラトラヴァ氏の設計で構造と意匠の融合が素晴らしく美しい駅でした。
Winterthur駅
ヴィンタートゥール美術館
スターデルホッフェン駅
CHUR(クルー)
この日はピーターズントー氏の設計を見て回りました。 チューリッヒから鉄道でsumvitg-cumpadials駅に移動し、 そこから約50分山道を歩き聖ベネディクト教会にたどり着きました。 建物は上から見ると木の葉のような形をしており、外壁が木片張りになっています。 自然と風化した木片の風合いがなじんでいるように佇んでいました。 上部のハイサッシの縦格子が内部で三角形の鋭角になっており光を十分に注がれ、 その鋭角部分も繊細で美しいものでした。その後クルーに移動したのですが、 クール・ビュンドナー美術館は工事中で、ローマ遺跡シェルターに行ったのですが あいにく屋根の改修工事中で中には入れませんでした。でもそのおかげで普段は見ることができない屋根を見ることができました。 内部もガラス越しに少し拝見できました。
sumvitg-cumpadials駅
聖ベネディクト教会
クール・ビュンドナー美術館
ローマ遺跡シェルター
LUZERN(ルツェルン)
チューリッヒで朝市があり活気ある出店で賑わっていました。チーズのブロックをその場で切って売っていたり、 オリーブが樽に入ったものを量ったり演出的な感じが楽しそうでした。そこからチューリッヒ湖沿いを歩き ル・コルビュジェセンターを見てきました。大きな開口部と風を取り入れる縦長の扉が2層吹き抜けの空間にきれいに並んでいました。 屋上では屋根付きとなっており気持ちの良い場所になっていました。 その後チューリッヒからルツェルンに移動し、駅の目の前にあるジャン・ヌーヴェル氏設計のルツェルン文化・会議センターを拝見。 写真で見ていたものの、庇の出幅がやはり大きく存在感がありました。 内部は見ることができませんでしたが規模が大きく機械的な印象を受けました。 ヨーロッパで最も古い木造橋ということで近くにあるカペル橋を拝見しブルバキ・パノラマ館も見てきました。
朝市
ル・コルビュジェセンター
ルツェルン文化・会議センター
カペル橋
ブルバキ・パノラマ館
BERN(ベルン)・LAUSANNE(ローザンヌ)
ルツェルンからベルンに移動し、そこからバスでSiedlung Halen(ハーレーン・ジードルング)の集合住宅を訪れました。
偶然にも親切な住人2人に住戸の内部を案内して頂き、2パターンの住戸の中を拝見することができました。
住戸内部写真はプライバシーのため差し控えますが、内部は光が十分注ぎ込まれるように大きなサッシが多用されており、
緑あふれる環境に楽しげにインテリアを飾り住まわれていました。Thank you very much for Mrs veronica grandjean.
次にすぐ近くのThalmatt(タルマット)の集合住宅に伺いました。ハーレーン・ジードルングと同じ設計者であるアトリエ5の設計によるものです。
こちらは内部には入ることはできませんでしたが、共用廊下にも十分な光が入り込み木の温かみが感じられる空間になっており、
共用施設も多く入っているようでした。その後レンゾ・ピアノ氏による設計のZentrum Paul Klee(パウル・クレーセンター)を拝見後、
アトリエ5の設計によるベルン駅を見て、ローザンヌに移動しました。
この日最後の建築をみにローザンヌからメトロでEPFLに移動。プリツカー賞を受賞したSANAAの設計でローザンヌ連邦工科大学ラーニングセンターと対面。
躍動する目の前の建築に興奮しました。内部ももちろんうねっているので、坂道の部分と平坦にしている部分をうまく利用して使われていました。
照明が天井にライトアップされており、天井には余計なものがついていないため、より美しく感じました。
Siedlung Halen(ハーレーン・ジードルング)の集合住宅
Siedlung Halen(ハーレーン・ジードルング)の集合住宅
Zentrum Paul Klee(パウル・クレーセンター)
ベルン駅
ローザンヌ連邦工科大学ラーニングセンター
LAUSANNE(ローザンヌ)
ローザンヌのル・コルビュジェ氏の小さな家を朝一番で見に行きました。 ローザンヌから鉄道でVEVEYという駅で下車し徒歩20分位だったと思います。 レマン湖に沿って建っているロケーションが素晴らしくとても美しく感じました。 おなじみの連続窓も使われており、とても気持ちの良い空間でした。 その後ローザンヌ大聖堂も拝見してきました。
小さな家
ローザンヌ大聖堂
RONCHAMP(ロンシャン)
チューリッヒから出発し、ちょっと遠出してフランスにあるロンシャン礼拝堂(ノートル・ダム・デュ・オー礼拝堂)に向かいました。
まず鉄道でミュズール駅を経由してベルフォート駅に到着し、
そこからタクシーで行こうと考えていましたが、
どうやらさらに「RONCHAMP」という駅まで鉄道で行けることがわかり、急遽RONCHAMP駅に向かいました。
そこから徒歩約30分位かかるようですが、偶然近くに車を止めているクリスチャンの方が、「乗せて行ってあげる」とおっしゃったので、
お言葉に甘えて乗せて頂きました。ようやく建物と対面。外観の力強い印象とは裏腹に、内部は繊細な光で包まれて、ただただ美しい、その一言でした。
帰りは歩いて駅まで向かったのですが、スイスで建築の仕事をしているセラフィーナさんという女性とイタリアでデザイナーをしている
ガブリエルさんという2人組に会え、マドリードやバーゼルの建築情報を聞けました。
RONCHAMP
ロンシャン礼拝堂(ノートル・ダム・デュ・オー礼拝堂)
BASEL(バーゼル)
この日から3日間バーゼルの街を見て回ります。しかし、安い宿泊施設がなかったためにすべてチューリッヒから通うことにしました。 まず、トラムの切符をインフォメーションで購入し、刻印機に挿入して利用します。SANAAの設計のノバルティスキャンパス WSJ-158に向かったのですが、 セキュリティーが厳しく残念ながら中に入ることはできませんでした。次にヘルツォーク&ド・ムーロン氏設計のリハビリセンターと プファッフェンホルツ体育館に向かいました。リハビリセンターは木を基調とし、きれいなディティールで連続窓と 奥行き感が上手に設計されている感じがしました。プファッフェンホルツ体育館は天井と壁と床の仕上げが同一でコンクリートに洗出しの砂利が 垣間みれるような有機的な表情をしていました。 そこからちょっと離れた位置にあるアクテリオン・ビジネスセンターもヘルツォーク&ド・ムーロン氏の設計ですが こちらは対照的に躍動感のある建築で設計も大変そうな印象を受けました。 その後同じくヘルツォーク&ド・ムーロン氏設計によるシュッツェンマット集合住宅、シュビッターの集合住宅、 ロセッティ構内の病院医薬研究所を拝見しこの日は終了。
トラムの刻印機
ノバルティスキャンパス WSJ-158
リハビリセンター(REHAR)
プファッフェンホルツ体育館
アクテリオン・ビジネスセンター
シュッツェンマット集合住宅
シュビッターの集合住宅
ロセッティ構内の病院医薬研究所
BASEL(バーゼル)2
レンゾ・ピアノ氏の設計であるバイエラー美術館に行ってきました。 パウル・クレーセンターとは対照的に直線の建築物で、とても洗練されたシャープな建築で美しい印象を受けました。 その次にヴィトラキャンパスに伺いヘルツォーク&ド・ムーロン氏、ザハ・ハディド氏、SANAA、安藤忠雄氏等の見ごたえのある建築をみて、 その後ヘルツォーク&ド・ムーロン氏の設計であるMesse Baselを拝見してきました。 それぞれ設計者の特性がそのまま建物に反映されている建物でした。その後、マリオ・ボッタ氏のティンゲリー美術館を拝見しました。
バイエラー美術館
Vitra Campus Architecture
VitraHaus / ヴィトラハウス
Fire Station / ファイヤー ステーション
Factory Building / ファクトリー ビルディング
Conference Pavilion / カンファレンス パビリオン
Messe Basel
ティンゲリー美術館
BASEL(バーゼル)3
バーゼルの最終日です。この日はエルザッサートールⅡ、ホワイトプラザ、ズドパーク、シグナル・ボックス、 アウフ・デム・ヴォルフの機関車車庫、シャウラガー美術館、セント・ヤコブ・パーク、ヴィトラ社等を見てきました。 ホワイトプラザ、ヴィトラ社以外はヘルツォーク&ド・ムーロン氏の設計です。ヘルツォーク&ド・ムーロン氏の設計は 見る視点によって建物の見え方が変化するということと、有機的な素材を使っているという印象がありました。 フランク・オー・ゲーリーの設計の建物はやはり躍動的な曲線を用いた設計でしたね。
エルザッサートールⅡ
ホワイトプラザ
ズドパーク
シグナル・ボックス
アウフ・デム・ヴォルフの機関車車庫
シャウラガー美術館
セント・ヤコブ・パーク
Vitra Center
KORN(ケルン)
スイスを離れドイツのケルンに移動です。ケルン中央駅の前にケルン大聖堂があります。 ピーターズントー氏の設計のコロンバ美術館を訪れました。光と影と素材感の演出が素晴らしい建物でした。 シンプルでありながら、その研ぎ澄まされた設計には、設計者の持ち味がにじみ出るような付加価値が溢れており、 美しい美術館でした。
ケルン大聖堂
こちらの3人からお声がけがあり、ありがたいことに一緒に食事をしようとおっしゃって頂き、 ご馳走になりました。ありがとうございました
コロンバ美術館
KORN(ケルン)2
この日はケルンを拠点に移動しました。Euskirchen駅のインフォメーションから情報を聞くと、 土曜日のため日本で情報収集した内容とは違うルートで行くことにしました。 まずMechernich駅まで鉄道で行って、そこからタクシーバスで移動し、そこから徒歩でたどり着くという案内のもと、 何とか辿り着いたのがブラザー・クラウス野外礼拝堂です。これもピーターズントー氏の設計のもので、とても神秘的な空間でした。 この施工方法は内部に敷き詰めた丸太を焼いて施工したということで驚きです。 タクシーバスが電話で呼び出すシステムでしたので、帰りに本当に来るのかかなり不安でしたが 予定時間の約10分遅れで行きと同じおばちゃんが来てくれたのでほっとしました。 その後ESSEN駅に鉄道で移動し、そこからメトロで移動し、SANAA設計のツォルフェライン・スクールに行ってきましたが、 あいにくの土曜日で学校はお休みで1階しか内部は見ることができませんでした。管理人らしき人に聞くと 中に入るには事前予約が必要とのことでした。大きな開口部の窓がいくつもありどのようになっているのか内部を見たかっただけに残念でした。
ブラザー・クラウス野外礼拝堂
ツォルフェライン・スクール
METZ(メッス)
ケルンをあとにしこの日はフランスのメッスに移動です。 メッスに行く途中にルクセンブルク駅を経由したのですが、 駅には軽快なカーブの木板の屋根があり、とてもやわらかい感じの駅で好印象でした。 目的のポンピドゥー・センター・メスに到着し内部を拝見。木の曲線は軽やかな反面それ以外は少し機械的な感じの印象を受けました。 1階には水面に陶器らしき器が多数浮かび、それらがぶつかった衝撃音により内部に反響する音色がとても心地よく、 木板の網目はかなりダイナミックでした。
ルクセンブルク駅
ポンピドゥー・センター・メス
LENS(ランス)
この日はパリを経由してランスに移動。ホテルに荷物を置き、いざSANAA設計のルーブルランスへ向かいます。 鏡面(#800)ではなくうっすら周りが移り込むくらいの研磨に仕上げている外壁は周辺環境をうまく取り込んでいる美しい建物でした。 美術品がある内部空間は天井にリブが連なり奥行き感があいまいな感覚になる不思議な感じの透明感のあるSANAA設計らしいものでした。
パリに行くと立ち寄りたくなるエッフェル塔。2度目のエッフェル塔。
ルーブルランス
MARSEILLE(マルセイユ)
再びパリを経由してフランス南部にあるマルセイユに向かいました。 マルセイユサンシャルル駅から向かい、この日はル・コルビュジェ氏設計によるユニテ・ダビタシオンに宿泊です。 今現在も居住者に利用されており、外壁の改修工事がされていました。私が屋上に行った時には屋上でヨガを多数の人たちで楽しんでおり、 プール、売店、レストラン等共用施設が建物に入っています。屋上からは海と山を眺めることができ景色は最高でした。 客室の照明は天井ではなくブラケットの間接照明のみで最小限の光のみの設計で陰影を写し出している空間になっていました。
マルセイユサンシャルル駅
ユニテ・ダビタシオン
MARSEILLE(マルセイユ)・BARCELONA(バルセロナ)
この日はマルセイユから今回の旅の最後の国であるスペインのバルセロナへの移動で終わりました。 MARSEILL ST CHAR(マルセイユ・サン=シャルル駅)⇒BEZIERS(ベジエ駅)⇒PORT BOU(ポルト ボウ駅) ⇒BARCELONA SANTS(バルセロナ・サンツ駅)というルートで移動し、初日のバルセロナは宿泊先を確認してバルを楽しみました。
ピンチョス
BARCELONA(バルセロナ)
この日はアントニオ・ガウディ氏による作品であるサグラダ・ファミリア、カサ・ミラ、カサ・バトリョ、 グエル公園を見て回ることにしました。サグラダ・ファミリアは、まだまだ完成が遠いように感じましたが、 内部空間はとてもきれいで、昔の教会のステンドグラスとは違うカラフルな色合いが感じられる素敵な空間でした。 完成後にまた来てみたいと思いました。カサ・ミラ、カサ・バトリョ、グエル公園共にガウディ氏のこだわりが感じられる 遊び心が感じられるものになっていました。
サグラダ・ファミリア
カサ・ミラ
カサ・バトリョ
グエル公園
スイーツアベニューアパートメント
BARCELONA(バルセロナ)2
ジャン・ヌーヴェル氏設計のトーレ・アグバールをめざしメトロとトラムで移動。 ガラスの羽が無数に表面を覆い、近くで見ると意外と透明感のある建物でした。 内部は1階のみしか入れませんでしたが、無数の開口部の光がきれいでした。 その後、ヘルツォーク&ド・ムーロン氏の設計によるmuseu blau(ムセーオ ブラオ)を拝見。 外壁はシャウラガー美術館のようにごつごつした感じで、壁と天井を覆うパンチングメタルは 均一なものではなくプファッフェンホルツ体育館でも見られたような模様で、自然科学博物館を想起させるような生き物のようにも感じました。 最後にミース・ファンデルローイエ氏のパビリオンを見てバルセロナをあとにしました。
トーレ・アグバール
museu blau(ムセーオ ブラオ)
ミース・ファン・デル・ローエ記念館
MADRID(マドリード)
最後の都市マドリードに移動し、ロンシャンで出会った人の情報を基にデボッド寺院と Caixa Forum(カイシャ・フォーラム)に向かいました。デボッド寺院は文明を感じられる壁画に触れることができ、 Caixa Forumではダイナミックな壁面緑化と建物の対比が美しい感じがしました。その後ジャン・ヌーヴェル氏のソフィア王妃芸術センターを見学し、 旅のしめくくりとしました。英語がままならない状況で6/4から6/29までの23泊26日のヨーロッパ旅行でしたが、とても有意義な時間でした。 旅の途中でいろいろ助けてくれた人々に感謝申し上げます。
デボッド寺院
Caixa Forum(カイシャ・フォーラム)
ソフィア王妃芸術センター
アトーチャ駅